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東京物語-end
22 Dec 2016

東京物語-帝国ホテル-最終章

東京物語とうきょうものがたり帝国ていこくホテル-最終章さいしゅうしょう

(第13章)

瑠美るみは、ひろいバスタブにかり、今日きょう自分じぶん大胆だいたん行動こうどうおもかえしていた。とおるあいしていないのか?いま生活せいかつ満足まんぞくしているが、それはあいえるのかはわからない。遼太郎りょうたろういだ気持きもちとは、ちょっとちがう。しかし、とおるたいし、つみ意識いしきかんじたのも事実じじつだ。
瑠美泡在寬敞的浴缸裡,回想今天自己大膽的行為。我是不是不愛阿透呢?雖然很滿意現在的生活,但我不知道這難道就能稱作是愛嗎?和我對遼太郎抱有的感情有點不一樣。但是,對阿透感到有罪惡感是事實。

ゆかこしろし、透明とうめいとびらしにドラムしき洗濯槽せんたくそうなかをクルクルまわ下着したぎながめていたら、自分じぶんがひどく滑稽こっけいおもえた。こえしてわらうと、なんだか、スッキリしたようながしてきた。この生活せいかつわることはないだろう。そして、この生活せいかつつづくのをねがっていることにはわりない。
坐在地上,看著透明門外的滾筒式洗衣機裡滾動的內衣褲,感覺自己真的很可笑。我笑出了聲、不知為何頓時感到一股暢快感。生活並沒有改變,還有、希望這樣的生活繼續持續著的願望也不會改變。

もう、あいなんてかんがえるとしでもない。居心地いごこちがいいなら、それでいいじゃないか・・・とにかく、稲垣いながきが、いままた世間せけん一目いちもくかれることになった。そして、つぎだい名門めいもん稲垣いながきとしてのこせる。それが、稲垣いながきいえまれたもののプライドであり、役割やくわりであり、しあわせなのだ。プライド?そう、わたしもとめてきたものは、プライドなのだ。稲垣いながきいえまもるというより、私自身わたしじしんのプライドのためだったのだ。
已經不是煩惱什麼愛不愛的年紀了。生活得舒適就夠了…總之,稻垣這個姓氏在社會上仍是令人欽佩的存在。接著,為名門稻垣家留下下一代,這就是生在稻垣家的人的尊嚴、責任、以及幸福。尊嚴?是的,我所追求的東西就是尊嚴。與其說是為了守護稻垣家,不如說是為了我自身的尊嚴。

う。

遼太郎りょうたろう固執こしつしたのも、遼太郎りょうたろうきだったからだけではない。遼太郎りょうたろうが、わたしではなく、あんなおんなえらんだこと、それがゆるせなかったのだ。それも今日きょうおもいのままにれた。これでもう、なにもかもおさなわらない。しいものを我慢がまんすることもなくなった。そして、「稲垣家いながきけ」の瑠美るみとして、人生じんせいおおいにたのしませてもらおう。
對遼太郎的堅持也是,不僅僅是因為喜歡他,還有因為無法原諒遼太郎沒有選擇我,而是選擇了那樣的女人。因此我今日才會這樣恣意妄為(?)。至此,和小時候沒什麼不一樣,不需要克制想要的東西。作為「稻垣家」的瑠美快樂地享受人生吧。
とおるかえってきたこえがした。
外面傳來阿透回家了的聲音。
瑠美るみ?」
「瑠美?」

「お風呂ふろよーーー。」
「我在洗澡唷~」
乾燥かんそうわった洗濯機せんたくきまえをバスローブだけ羽織はお寝室しんしつかう。あっ!ディオールの香水こうすいpoisonプワゾンをひときしていこう。とおるきなかおりだ。poisonプワゾンとはフランスで「どく」というのをとおるっているのだろうか。いたずらっぽくしずかにわらい、かがみうつ自分じぶんながらひとごとをつぶやいた。
「これからよ。」
在切換到烘乾的洗衣機前批上浴袍,往房間走去。啊、傳來一陣迪奧的poison香水味,是阿透喜歡的香味。他知道Poison在法文裡是指「毒」的意思嗎? 像惡作劇般安靜地笑了笑,看著從鏡子裡反射出自己的倒影,喃喃自語道:「一切都從這裡開始吧。」

「おかあさん、ぼくきますよ。おもいでしょう?」
「媽媽、讓我抱吧。很重吧?」
「まぁ、とおるさんたら・・・つねっこしていたいのね。わかるわー。こんなに可愛かわいいんですもの・・・おばあちゃまですよ・・・」
「阿~阿透的話…常常抱吧。我知道我知道~真是可愛…是奶奶唷…」
「もう、二人ふたりとも・・・んだのはわたしよ。はーい、ママにっこしましょうねぇ。」
「你們兩個真是的…生他的人可是我喔。是是是~讓媽媽抱抱。」

その帝国ていこくホテルない写真館しゃしんかんは、終始しゅうし稲垣家いながきけあかるいこえ笑顔えがおあふれていた。
記念撮影きねんさつえいえ、駐車場ちゅうしゃじょうからくるまそうと、4階よんかいから3階さんかいのスロープを徐行運転じょこううんてんしていたとおるは、サイドミラーに見覚みおぼえのある姿すがたた。親父おやじ?一瞬いっしゅんきゅうブレーキをかけたが、後続車こうぞくしゃがいるため、められない。そのふたたび、バックミラーも、サイドミラーも、てみたが、人影ひとかげうつらなかった。
那天,在帝國飯店的照相館裡,不斷傳出稻垣家愉快的笑聲,每個人臉上都洋溢著笑容。
拍完紀念照正要把車從停車場開出來時,在四樓到三樓的斜坡上緩緩前行的阿透,從後照鏡裡看見似曾相識的身影。是老爸嗎?雖然煞車了一下,但因為後面來有來車所以無法停下。之後,無論是車內後照鏡還是車外的後照鏡,都沒再映出半個人影。

いえもどると、いつものように、郵便物ゆうびんぶつ瑠美るみのオフィスのつくえうえまれていた。そこから、とおるあて郵便物ゆうびんぶつち、リビングにはいっていくと、とおるれないつきで、慎之介しんのすけにミルクをませていた。
慎之介しんのすけが、自分じぶんではないなどと、とおる微塵みじんおもっていない。しかし、おんな瑠美るみにはわかる。はじめて慎之介しんのすけうでなかかかえたときから、遼太郎りょうたろうとのあいだどもだとかんじていた。慎之介しんのすけ遼太郎りょうたろうおなかおりがするのだ。
回到家,瑠美辦公室的桌上一如往常地堆滿東西。拿個署名給透的郵寄包裹後進了客廳,用還不太習慣的姿勢餵慎之介喝牛奶。
阿透完全沒想過慎之介不是自己的孩子。但是,身為女人的瑠美是知道的。從第一次把慎之介抱在懷裡時就感覺到他是她和遼太郎的孩子。因為慎之介和遼太郎散發出同樣的香氣。

郵便物ゆうびんぶつけていたとおるが、「これは、なんだ?差出人さしだしにんもないし・・・住所じゅうしょかれていない。ほんか?」
ブツブツいながら封筒ふうとうからつつみをし、ビリビリとかみやぶくと、一冊いっさつ辞書じしょがあらわれた。
辞書じしょ?いまどき?」と、のぞき瑠美るみ言葉ことばにうなずくと、とおる玄関げんかんかってはしし、表通おもてどおりにまでってみたが、とおるおもうようなひと姿すがたはなかった。
ホッとしたような残念ざんねんなような、複雑ふくざつおもいでもどってきたとおるだが、「んだ」とっていた父親ちちおや辞書じしょのことはくちにできなかった。
阿透把包裹打開,一邊嘟噥道「這是什麼?沒寫寄件人…也沒有住址。是書嗎?」,一邊把東西從信封袋裡取出,把紙哧拉哧拉地撕開,裡面是一本字典。
「字典?這時代?」對探頭看的瑠美說的話點點頭,阿透往玄關跑了出去,直到跑到大馬路上,但並沒有阿透所想的人的身影。
不知該說是鬆了口氣還是感到遺憾,抱著這樣複雜的思緒而回到家的阿透,無法說出可以說是死了的父親和字典的事。

いつもどおりダイニングで夕食ゆうしょくえると、今夜こんやは、瑠美るみはオフィスにじこもった。鎌倉かまくら別荘べっそうもどべく探偵たんていたのんでおいた書類しょるいとどいたのだ。瑠美るみ報告書ほうこくしょふくろけ、思案しあんしていた。いえには、できるだけ仕事しごとまないようにしていたとおるも、今夜こんやは「片付かたづけなきゃいけない仕事しごとがあるから。」と、書斎しょさいにこもった。つくえうえいておいた辞書じしょになっていたのだ。ちちからにちがいない。あのおれってくれた辞書じしょおなじものだ。ちちは、やはりきていたのか?さがすべきか?瑠美るみには、なんてえばいいのか?あのちちおとずれた銀座ぎんざ帝国ていこくホテル、そして、日比谷ひびや公園こうえんのシーンが走馬灯そうまとうのようにあたまをめぐる。よそう。センチメンタルなことをかんがえている場合ばあいではない。おれには、いままもるべき家族かぞくがいるんだ。なによりも瑠美るみ、そして、慎之介しんのすけがいる。とおるは、おくられてきた辞書じしょつくえ一番下いちばんしたしにしまった。
今晚一如往常在餐桌上吃完晚餐後,瑠美就把自己關在辦公室裡。是之前委託應該能拿回鐮倉別莊的偵探的文件。瑠美把報告書的袋子打開,不斷思索著。通常盡可能不把工作帶回家的阿透,今晚說了「還有必須處理的工作」,而把自己關在書房裡。書桌上放著令人在意的字典。這的確是老爸寄來的沒錯,和那天老爸買給我的是同一本字典。老爸果然還活著嗎?該去找他嗎?該怎麼和瑠美說呢?那天和老爸一起造訪的銀座、帝國飯店、還有日比谷公園的景象,如跑馬燈般在腦海中迴盪。快停下、現在不是思考這種多愁善感的事的時候。現在對我來說,有必須守護的家人。沒有什麼比瑠美和慎之介還重要。阿透把收到的字典放進書桌最下面的抽屜裡。

その深夜しんやとおるがやっとねむりについたころ稲垣邸いながきてい裏口うらぐちちか街灯がいとうしたで、おんなおとこかねわたしていた。
那天深夜,在阿透終於睡著時,在稻垣宅邸後門附近的路燈下,有個女人將錢交給了一個男人。

終(The end)

撰文:まゆみ 翻訳:小鱉  録音:ハセガ


大胆だいたん   大膽地
度胸どきょうがすわっていること。おもりよくやってのけること。また、その様子ようす
鼓起勇氣。下定決心做完某事。或者,表示那個樣子。

滑稽 こっけい  可笑的
わらいの対象たいしょうとなる、おもしろいこと。あまりにもばかばかしいこと。また、その様子ようす
成為有趣的對象、有趣的事。非常愚蠢的事。或者,表示那個樣子。

一目いちもくかれる(一目いちもくく)   另眼相看
自分じぶんより相手あいてすぐれていることをみとめ、一歩いっぽゆずる。つよめて「一目いちもく二目にもくく」ともいう。
承認對方比自己優秀、自認差一籌。更強烈的說法是「甘拜下風」。

おもいのまま  如自己所想地
こころおもうとおり。おも存分ぞんぶん
如自己所想地。恣意地為所欲為。

羽織はお(羽織はおる)  批上
着物きものうえからかるけるようにしてる。
就像在和服外輕輕套上一件羽織那樣批著。

っこ(+する)
だくこと、だかれることをいう幼児語ようじご
抱抱、討抱這種小孩說的話。

終始 しゅうし 始終
はじめからわりまで全部ぜんぶ始終しじゅう
從頭到尾。始終。

微塵みじん   一點也…(沒有…)
ほんのすこししかないこと。ごくわずかなりょうのこと
微塵みじん+「も」+否定形ひていけい

しを強調きょうちょうする気持きもちをあらわす。全然ぜんぜんない、まったくない、という表現ひょうげん
相當地少。非常少的量。(微塵+も+否定)。強調否定的心情時使用。表示完全沒有、完全不…的意思。

いまどき   當代
いま時世じせい現代げんだい現今げんこん当世とうせい
現在的時代、現代、現今、當代。

べく   應該(可以…)
可能かのうあらわす。「…できるはずだ。」「…できるだろう。」
表達可能的意思。「應該可以。」、「可以的吧。」

思案しあん 思考、盤算
あれこれとかんがえめぐらすこと。また、そのかんがえ。
絞盡腦汁、多方考量。或者,那個想法。


日語造句

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